2021.10.20
配送や鉄道などの物流・運輸業では、各スタッフが、さまざまな場所で業務に従事するため遠隔コミュニケーションは重要です。そんな物流・運輸業で活用され始めているのが、音声グループコミュニケーションです。
そこで今回は、物流・運輸業における音声グループコミュニケーションの活用方法や活用例をご紹介します。
物流・運輸業で、音声グループコミュニケーションが具体的にどのように活用できるのかご紹介します。
例えば運送会社では、輸送状況やドライバーの位置情報といった情報や連絡事項をすぐにスタッフ間で共有したいシーンがあります。そのようなときも、音声グループコミュニケーションなら一度にスタッフ全員と話せますし、運転中もハンズフリー通話が可能なので、効率的かつ安全なコミュニケーションが実現します。また管理側はスタッフの位置情報も把握できるので、緊急時にも安心です。
現場のスタッフは常に動いています。従来の無線機は重く身動きがとりにい、車に固定されている車載無線機は持ち運びができないため、動き回るスタッフへの負荷が高く利便性の点では課題がありました。スマートフォンにインストールして使える音声グループコミュニケーションを活用すれば、スマートフォンを持ち歩くだけで身軽にコミュニケーションを取ることが可能になります。
話した内容は自動録音されるため、いつでも聞き返すことができ、指示を聞き漏らしたなどの際にも後で確認ができます。また通話内容はテキスト化されるので、文字でも確認が可能です。
ここで、運輸業で実際に音声グループコミュニケーションを活用している事例をご紹介します。
ある物流会社は、MCA無線を導入していましたが、通話エリアが狭く、遠方ではなかなか無線が届かないといった課題がありました。またMCA無線は車両に固定されていたため、スタッフが車両内でしか応答できないのもデメリットでした。
そこで無線をスマートフォンへ統一し、ランニングコストの削減にもつながる音声グループコミュニケーションを導入しました。
音声グループコミュニケーションはスマートフォンにインストールするため、持ち運ぶことができるようになり、出庫時や到着時、待機時、終了時のドライバーと管理者の情報共有が効率化しました。
また緊急時も、車両の位置情報の管理や、ドライバーと管理者間での情報共有が可能になり、利便性が増しました。特に災害時には電話が混線する中でも通常通りに応答ができ、迅速な対応が可能となるため、それがお客様へのアピールにつながっています。
ある鉄道会社は、IP無線機を導入していましたが、使える台数が限られており、駅社員全員が持つことができなかったため、全体的な連絡手段の構築を検討していました。
そこで駅社員に支給されているタブレット端末に、音声グループコミュニケーションを導入しました。すべての駅社員が情報共有できるグループ機能もあり、連絡ツールとして最適だったことが導入の決め手となりました。
駅内でお客様の案内業務を担うスタッフは、これまでタブレット端末、IP無線機、PHSを持ち歩いていたところ、音声グループコミュニケーションを導入することでタブレット端末1台に統一することができました。
また、繁忙期における駅全体の情報共有ツールとしても役立っています。通信費用のランニングコスト削減の効果もありました。
物流・運輸業における音声グループコミュニケーションの活用方法をご紹介してきました。Buddycomは、物流・運輸業において、とても有用なコミュニケーションツールといえます。