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BCP対策における
コミュニケーションの重要性
~災害などに強いIP無線の活用

2021.05.25

企業や自治体等が行うべきBCP(事業継続計画)対策。その中でも特にコミュニケーションの環境構築は、中核となる事業の継続や早期復旧を可能とするために非常に重要です。特に、災害時などに強いIP無線はBCP対策に適しています。
そこで今回は、BCP対策のための災害時コミュニケーションの方法やIP無線のメリットと活用法をご紹介します。

BCP対策におけるコミュニケーションの重要性

企業、自治体などが行う BCP対策の中でも、社内コミュニケーションは非常に重要です。
 
なぜなら、震災などの直後には、社員の安否確認や、設備の被害確認などの正確な現状把握が重要となるためです。そうして収集した正確な情報を用いることで、次なる判断を下すことができます。また、復旧を行うフェーズにおいても、遠隔コミュニケーションは早期復旧のために重要となります。
 
同時に、コミュニケーションツールや情報共有ツール選びも重要になってきます。そして、各種ツールの目的を明確化し、平時と変わらず、セキュリティを確実に保つことができるツールを選ぶことが BCPの要と言っても過言ではありません。

災害時コミュニケーションの手段

では、災害時には、どのようなコミュニケーション手段があるのでしょうか。主に考えられる手段をご紹介します。

携帯電話

固定電話は、電柱・ケーブル被害、通信規制により使用できなくなる可能性が高い中、次なる手段は携帯電話です。しかし、携帯電話も音声通話の通信規制がされ、通話はほとんど不可能になるといわれています。メールは遅延が予想されます。

PHS

PHSは、20211月末でサービス提供が終了しました。企業や施設では構内PHSを継続利用しているケースもありますが、災害時には設備の破損も考えられるため、BCP対策の手段としては、もはや頼ることができないでしょう。

インターネット

近年は耐震対策やサーバの分散化等が進んでおり、災害時にもインターネットはおおむね利用の継続が可能といわれています。メール、社内チャット、社内SNS、インターネット通話、テレビ電話などの利用の可能性があります。

IP無線

IP無線は、3G4G5GWi-Fi等のインターネット回線を使用して、声や音をパケットデータに変換して通信するシステムです。スマートフォンにインストールして利用するIP無線もあり、スマートフォンがつながる場所ならどこでも通信ができるので、従来の無線機より広範囲で通信が可能になります。災害時にも継続利用の可能性が広がっているといわれていることから、BCP対策としても期待が高まっています。

IP無線のメリットと活用法

IP無線は、災害時コミュニケーションに最適なツールと言えます。さらに詳しく、IP無線のBCP対策のコミュニケーション手段としてのメリットを確認しておきましょう。

●強制起動によるオフラインのメンバーへの連絡が可能

IP無線は、グループ内における同報送信が可能なものが一般的で、受信者はボタンを押さずとも音声が聞こえるので、災害時のさまざまなシチュエーションでもコミュニケーションを取ることができます。さらに電源オフの状態でも強制起動が可能なものであれば、オフラインのメンバーへの連絡もできます。このことから、IP無線は災害時の初動対応や、安否確認に最適といえます。

●災害時にも通信可能

IP無線は、スマートフォンと同じインターネット通信を利用するので、電話回線のように発信制限がかかる可能性が低いです。そのため、災害時でも安定した通信ができます。
 
このようにIP無線は災害時に強いBCP対策に最適な通信手段といえます。IP無線を普段の業務から使用し、従業員全員が携帯していれば、それがBCP対策となるでしょう。

まとめ

BCP対策におけるコミュニケーションの重要性と、災害時などに強いIP無線についてご紹介してきました。IP無線の導入を平時のうちに行っておくことで、事業継続、早期復旧の確実な準備となるのではないでしょうか。

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