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IP無線の料金はどのくらい?
~料金体系や相場、
他の通信手段との比較など

2022.03.29

 
アナログ無線機や携帯電話などのほか、新しい通信手段を探しているという場合に、候補に挙がるのがIP無線機です。IP無線機は比較的コストを抑えて導入できるといわれていることから、今注目を集めています。
そこで今回は、IP無線の料金体系や料金相場、他の通信手段との費用比較など、料金にまつわる内容をご紹介します。

IP無線利用にかかる料金体系と費用相場


IP無線を利用する際に、かかる一般的な料金体系と費用相場をご紹介します。

●IP無線機の場合

IP無線機は、導入時の初期費用と共に機器を購入する場合は購入代金、レンタルする場合は毎月のレンタル料金がかかります。また、購入・レンタル問わず、月額で通信料金がかかるのが一般的です。
 
【相場】

  • レンタル:1台 レンタル費 3,000円~5,000円前後、月額通信料金 2,000円~4,000円前後

  • 購入  :1台 購入費 20,000円~100,000円前後、月額通信料金 2,000円~4,000円前後

●IP無線アプリの場合

IP無線は機器だけでなく、スマートフォン等に専用アプリを導入するだけで利用できるものもあります。そのIP無線アプリの場合、端末の購入やレンタル費用をカットすることが可能です。
 
【相場】

  • 月額基本料金:1ユーザー 1,0001,500円前後

IP無線アプリの料金例

参考として、具体的な料金の例をご紹介します。ここではリコーが提供するIP無線アプリである、音声グループコミュニケーション「Buddycom」の料金を例に挙げて、プランと価格を紹介します。
 
無線・トランシーバーとしてBuddycomを利用する場合、利用できる機能の範囲によって2つの料金プランがあります。
 

  • Talk Lite 年間 7,200 円 1か月あたり 600/

  • Talk Enterprise 年間 12,000 円 1か月あたり 1,000/

  • (すべて税別表記)

 
標準的な機能を利用できる「Talk Lite」プランの場合、年間7,200円で、1か月あたり一人につき600円という料金となります。
 
音声テキスト化やトランシーバー翻訳などの追加機能が利用したい場合は、「Talk Enterprise」プランとなり、料金が追加機能分だけやや加算されます。とはいえ、一人当たり1,000円以下で利用することができます。

他の通信手段とのコスト比較

IP無線は、一般的なトランシーバーや簡易業務用無線、携帯電話のコストと比べて、どのような違いがあるのでしょうか。確認しておきましょう。

●トランシーバー

購入:1万から3万円、通信料なし
レンタル:12日で1,500円、45日で2,500円など、通信料なし

●簡易業務用無線

購入:5万から10万円、通信料なし
レンタル:12日で1,800円、45日で4,500円など、通信料なし

●携帯電話

本体代は機種によって異なる、通話料がかかる(料金プランによって異なる)
 
トランシーバーと簡易業務用無線は、どちらも通信料がかからない点が特徴です。購入の場合は本体買い切りで初期費用のみかかります。ただし、免許が必要である場合は免許取得費用も加算されることや、機器のメンテナンス費用についても押さえておく必要があります。
また、携帯電話については、機種代や通話料がかかる上に、料金プランによって大きく費用は変化するため、コストを抑えるには個別に工夫が必要になってきます。

まとめ

IP無線のコストは、基本的に機器代と月額通信料のみで構成されます。BuddycomのようなIP無線アプリを利用すれば、端末の購入費用やレンタル費用をカットすることが可能であるため、最もコストを抑えることができる可能性があります。コスト面を重要視する場合には、IP無線アプリを第一候補に入れるのをおすすめします。
リコーが提供するBuddycomは、初期導入前に、無料トライアルとしてテスト運用が可能であるため、コストについても検証することが可能です。

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