作成日:2020-08-24
最終更新日:2023-04-19
【目次】
・経理の仕事で最初にとりたい資格
経理の仕事は、営業職のように売り上げ、利益をアップさせ、その成果としてボーナスの額が上がる、というようなことはありません。もちろん日頃の仕事の積み重ねによって評価が上がり、収入がアップする可能性はありますが、もう一つ、確実に評価を上げる方法があります。それは「資格」を取得すること。
つまり経理としての専門知識、技能、能力を資格によって見える化し、外から評価されやすい立場を得るという方法です。
資格を持っておけば、現在の会社での収入アップにもつながりますし、中には資格に対するはっきりとした給与面での評価をうたっている企業も少なくありません。加えて資格は、もし転職といった場合でも、相手の企業に分かりやすくあなたの力を伝えることが可能になります。
さて、具体的に経理が取得し、評価が上がる「資格」とは。次のようなものがあげられます。
今回はまず、経理の仕事を始めたばかりのレベルから取得できるいくつかの資格をご紹介します。
●経理の仕事で最初にとりたい資格
経理の仕事に就き、一人前を目指す中で、ぜひ意識しておきたい資格が簿記2級です。簿記2級は知名度も高く、経理としての基本的な知識を勉強することができます。
「日照簿記2級」
企業から最も求められる資格の一つで、財務諸表の数字を理解したり、経営内容を把握できるようになります。また就職前、最初から経理の仕事がしたい!と思っている方がたにとっては、必須の資格でもあります。さらに高いレベルの資格を取得していくうえでも基本となる資格です。
「給与計算検定」
給与計算に関する資格は、もともと社会保険労務士しか持っていません。しかし、実際に実務を行っているのは経理を担当する会社の中の方がたです。
こうした給与計算の実務をされている方の能力を資格で証明するのが「給与計算実務能力検定」です。
「ビジネス会計検定」
上記の簿記の検定試験では、税務申告のために会計の基準に従った帳簿を作成する能力が身に付きます。お金のやり取り、つまり会社での商取引を簿記に記帳し、損益などが明確に分かるような一覧表を作り上げるのが目的です。
一方、こちらの「ビジネス会計検定」は、税務申告のために作られた帳簿を正確に理解し、経営の実態を分析する能力が問われる検定試験です。財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書)の読み方、分析方法、諸法令に関する知識が問われます。
「ファイナンシャルプランナー」
ファイナンシャルプランナーとは、相談者の夢や目標を達成するために、総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」するための資格です。家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
「MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)」
マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格(MOS)とは、仕事上不可欠なPCアプリである、マイクロソフトの提供しているWordやExcel、PowerPoint、 Access 、Outlookなどのマイクロソフト・オフィス製品の利用スキルを客観的に証明する資格です。Microsoft Officeに関する国際資格で、スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)があります。
いかがでしょう。ここでご紹介したのは、経理に関する資格のほんの一部。さらに
・簿記1級
・FASS検定
・経理事務パスポート検定(PASS)
・公認会計士
・米国公認会計士(U.S.CPA)
・国際会計検定(BATIC)
など、そのレベル、活躍できる世界によって、経理の世界には多くの資格が存在しています。
さすが、会社のお金の根幹を司る経理の仕事です。日常業務の励み、もちろん自らのレベルアップの明確な目標にもなりますので、にもなりますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。