更新日:2020.07.22
1.見積書の基本
発注にかかる費用や期間を事前に算出することを見積もりといい、それらが記載された書類を見積書といいます。通常はクライアントからの依頼を受け、受注元の企業が価格・数量・行動・納期・決算条件・金額などを概算して記載し、顧客に提示する文書です。特別に決まった形式はなく、会社や業種により様々な形式の見積書があります。
見積書は、顧客が仕事を発注するかどうかを判断する材料として非常に重要なものです。顧客から見積もりの依頼があった場合には、迅速に見積書を出せるようにしておくことが要求されます。
また、クライアントが複数の業者を比較する相見積もりの場合には、価格などの条件もさることながら、見やすさなど顧客に与える印象もできるだけよくしたいところです。
2.相見積もりとは
クライアントが、複数の業者に見積もりを依頼して、条件によって発注先を決めることを相見積もりといいます。できる限り費用を抑えたいときや、初めての発注で相場を知りたいときなどに用いられます。
例えば、ある企業が社用車の車検を行いたい場合、車検を扱っている工場、ディーラー、ガソリンスタンドなど、それぞれから見積もりしてもらうことによって適正な価格で車検を通すことができます。
3.「見積書」「御見積書」?
見積書のタイトルには、「見積書」と書かれている場合と「御見積書」と書かれている場合があります。これは、どちらが間違いということはなく、どちらも通常のビジネスシーンで使われている言葉なので、気にしなくても大丈夫です。