導入事例 CASE

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」が
ChatGPTと商品マスタ/システムを簡単連携!
生成AIを活用した営業効率化を推進

「おかしは人々の心を満たすもの」という思いを胸に、日々変化する社会や市場ニーズの中で業界のリーディングカンパニーを目指すコンフェックス様。同社では、1,000社以上の仕入先を有し、毎月数百もの商品を新たに取引先へ紹介・提案しています。
しかし、昨今の販売チャネルや販売促進方法の多様化などに伴い、徐々に営業の負荷が増大。そこで同社は、今注目の最新技術「生成AI」を使ってその課題解決にチャレンジしています。具体的にどのような方法で営業工数削減に取り組んでいるのか、ご担当者の方にお話をお伺いしました。

コンフェックス株式会社

所在地:東京都渋谷区代々木3-38-7
創業:1906年12月
設立:1950年1月30日
従業員数:1,406名(2023年3月31日現在)
事業内容:菓子食品総合商社
URL:https://www.confex.co.jp/

創業1906年、今年で118年目を迎える「おかしの商社」コンフェックス様。国内外1,000社以上のメーカーから商品を仕入れ、コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパーマーケット、ディスカウントストアなど約500グループの小売店様に卸販売しています。
商品開発力にも強みを持つ同社が掲げるミッションは「人と、おかしと、笑顔と、未来」。おかしが持っている、人と人を笑顔で繋ぐ力を信じて、おかしな仲間たちと共に、健やかで、おかしな未来をつくることを目指しています。

これまでの課題

  • 1
    営業活動の際に必要な商品コメント作成の工数が増え活動の負担になっていた。
  • 2
    ChatGPT活用により解決しようとしたが、そのためには営業自身がChatGPTの使い方に精通する必要があった。
  • 3
    ChatGPT活用の際の自社データの取り扱いに関してセキュリティ上の不安があった。

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」
導入効果

  • 1
    ChatGPTによるコメント案自動生成により営業工数を削減。
  • 2
    ChatGPTと商品マスタ/システムとの連携により誰でも容易にChatGPTが活用可能に。
  • 3
    Microsoft「Azure OpenAI」環境で対話データを学習対象外にすることでセキュリティを確保。

社員インタビュー

  • 大森 くる美 様

    DX本部 デジタルマーケティング部
    大森 くる美 様

  • 澤田 優 様

    横浜支店 アソシエイト
    澤田 優 様

  • 宮本 祐紀 様

    横浜支店
    宮本 祐紀 様

操作性や多彩な情報連携、セキュリティを評価し
「RICOH Chatbot Service for 生成AI」を採択

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」導入検討の背景になった事業課題を教えてください。

当社の営業は、複数のメーカーから商品情報を収集して、それを基に小売企業様へさまざまなご提案を行っています。以前は提案する商品の商品名やスペックをお客様に伝えるだけでよかったのですが、最近はPOP向けの商品説明やプライスカードに記載する商品コメントなどを添えてご提案することが多くなってきました。さらに、ネットスーパーやECなどのお客様も増えてきており、より詳しい商品コメントを求められるようにもなりました。
プライスカードやネットスーパー向けなどはそれぞれコメントの文字数が異なるために、同商品であっても何度もコメントを考えなければなりません。さらに、月に数百単位の新商品が発売されており、それぞれ似通ったコメントにならないよう配慮しながら考えるとなると、多くの時間が必要になります。
これらが徐々に営業の負担になり、提案活動などの本来の営業業務に支障が生じる恐れがありました。

このような課題をChatGPT活用によって解決することを検討開始。しかしそのためには、ChatGPTが適切な返答を返すようなプロンプトの作成方法を各営業が覚えなければなりません。
また、コメントを作成するときには、商品パッケージから拾ったキーワードや、実際に試食して確かめた食感や香りなど、営業担当によりさまざまな要素をコメントに加えており、それぞれの温度感をどのように表現するのかも考える必要がありました。
さらに、社内データをChatGPTに学習させてしまうと、情報漏えいなどのセキュリティリスクが生じるという問題もありました。

最終的に「RICOH Chatbot Service for 生成AI」をご採択いただいたのは
どのような理由からでしょうか。

まず、チャットによる会話形式でコメント案を生成でき、システムに強くない営業などでも簡単に利用できること。そして、API Hubを使って、実際に営業が作成するときのように、商品マスタの情報やパッケージのテキスト、営業が五感で感じた商品の印象などのさまざまな情報を駆使してコメント生成ができるという点がポイントでした。

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」は、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を使い、デフォルトでは学習に利用されない設定です。WebAPIを使って、商品管理システムからデータを取得し、生成コメントのINPUTとして利用したかったため、自社データを投入しても安心して利用できる環境であることも重要でした。
マスタから商品情報を一つ一つ拾い、プロンプトをその都度細かくChatGPTに入力することは、人によっても入力内容が違いルール化できず大変でした。

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」による営業生産性向上への取り組み

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」の導入・活用はどのように進められていますか。

今回、社内の重要施策の1つとして『営業業務の生産性向上』というテーマの下に、『さまざまな営業の業務を細分化して、それらを一つ一つ効率化していく』という作業を進めています。
現在支店単位の取り組みとして、「RICOH Chatbot Service for 生成AI」を活用しながら、実際にどの程度効率化が可能なのか実証実験の段階です。この実証実験での成果と課題に基づいて全社レベルへ展開していく予定です。

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」での実際のチャットボットとChatGPTとの連携に際しては、当社が抱える業務課題をより的確な形で解決できるようリコー様側からさまざまな提案を受けながら具体化を進めてきました。

チャット形式で簡単にコメント案を生成、営業効率化に貢献

具体的にはどのように「RICOH Chatbot Service for 生成AI」をお使いいただいているのでしょうか。

当社の商品管理システム内には、商品情報と共にメーカーが作成した商品コメントも登録されています。
商品情報画面には『コメント』の項目があり、そこに今回チャットボットアイコンを追加しました。そこからチャットボットに入ると、追加したいキーワードやどこで使うコメントなのかなどの情報をチャット形式で順を追って入力・選択していくだけで、ChatGPTが生成したお勧めコメント5件が出力されます。営業はそれを参考にして最終的なコメントを考えます。

実際に利用してみて特に反応スピードが早く、機敏にレスポンスが返ってくるところが評価できる点です。また、ChatGPTが返すコメント案の精度は、リコーのサポートにより立ち上げ当初よりも向上しています。問い合わせの時の流れを決めるシナリオの設定もシンプルに操作できるので、特にシステム関連の専門知識がなくてもストレスなく運用できています。

今回、実際の営業のやり方に近い形で、コメントの作成から登録までを素早く完了できる仕組みを構築することができました。
しかもそれら一連の流れをチャットベースの会話形式で実現できるのは、営業効率化に貢献する大きな成果です。

「RICOH Chatbot Service for 生成AI」やChatGPTを
今後どのように活用していこうとお考えでしょうか。

1つ考えているのが、小売店様向けの売り場提案ツールとしての活用です。弊社で管理している商品情報には、その商品のさまざまな特性を表す”タグ”情報が付与されています。このタグと、店舗などで実施される催事・イベントにまつわるさまざまな情報や条件などを加味して、そのイベントに相応しく、かつ効果的にするための売り場を、ChatGPTを活用して小売店様にご提案できるような仕組みを作りたいと思っています。
また、取引先様からPOPなどの販促物の作成のご依頼をいただく場合があります。従来は当社マーケティング部門が対応していますが、ChatGPTで代替することができれば、ご依頼に対してより迅速にお応えできるようになり、同時に当社の工数負担も軽減できます。

現在、商品情報などの共有ができるポータルサイトを取引先様ごとに運用しています。ここにチャットボットのアイコンを設置して、取引先様にもChatGPTを活用いただきさまざまな業務の支援ができるようになれば、より他社との差別化につながるのではと考えています。

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