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ChatGPTのプロンプトとは?作成のコツやテンプレートをご紹介

ChatGPTを利用することで、文書作成の効率化や要約や情報検索などの業務効率を改善する可能性が高まります。実際に、既に多くの企業でChatGPTが利用していますが、より効率的にChatGPTを利用するコツとして、プロンプトを工夫することがあります。

今回は、ChatGPTのプロンプトの意味や作成のコツ、テンプレートをご紹介します。

1. ChatGPTのプロンプトとは?

ChatGPTのプロンプトとはどのようなものなのでしょうか、ChatGPTの概要から確認していきましょう。

ChatGPTとは

ChatGPTとは、「Chat Generative Pre-trained Transformer(文章生成モデル)」のことで、米国企業OpenAIが開発したAIチャットサービスです。インターネット上にある大量のデータをAIが学習しており、まるで人間と話しているかのような自然で流暢な文章を生成するのが特徴です。数年前に世界的に注目されて以来、既に多くの企業が業務に利用しています。

ChatGPTのプロンプトとは

ChatGPTを利用する際に欠かせないのがプロンプトです。プロンプトとは、ChatGPTに対して行う命令や質問文を指します。

例えば、「取引先にA商品を100個発注するメールを丁寧な口調で作成して」などと命令をしてメール文を生成してもらうことができます。しかし、この命令や質問文は、特に決められているものではなく、自分自身で決めて作ります。最適な回答を得られるように工夫して作ることになるでしょう。

ChatGPTのプロンプトの代表的な例

ChatGPTのプロンプトのテンプレートのような形で有名なものに、推論・必要な行動・最終的な結果の3ステップを用いる「ReActプロンプト」や、ChatGPTにプロンプトを生成してもらう「ゴールシークプロンプト」などがあります。

プロンプトはChatGPTを利用する際に必要なものであり、ChatGPT利用の精度にまつわる重要なものといえます。プロンプトには種類やコツがありますので、ぜひ押さえておきましょう。

2. ChatGPTのプロンプトの種類

ChatGPTのプロンプトの種類は、大きく「命令」「補完」「実演」の3種類に分かれます。それぞれ例文を見ていきましょう。

1.命令
「~して」「~を教えて」「~を要約して」としてほしいことを具体的に命令してChatGPTに応えてもらう方法です。最も基本的な方法といえるでしょう。

2.補完
補完とは単語などを示し、ChatGPTに後に続く文章を補完してもらう方法です。例えば、「日本の労働力不足の現状は、」と入力すると、次のような文章が返ってきました。

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2022年1月時点では、日本は高齢化社会と少子化の影響を受けて、労働力不足の問題に直面しています。労働力人口の減少や労働参加率の低下により、特に製造業や介護業界などで深刻な労働力不足が生じています。これは、日本の経済成長や社会的な持続可能性に大きな影響を与える可能性があります。

労働力不足の主な要因の1つは、日本の高齢化です。高齢者の増加により、労働人口が減少し、労働市場における需要と供給のバランスが崩れています。また、女性や若年労働者の労働市場参加率が比較的低いことも、労働力不足の一因です。

政府は、労働力不足対策として、外国人労働者の受け入れを拡大するなどの政策を検討しています。しかし、外国人労働者の受け入れには様々な課題や問題があります。そのため、日本は内外からの労働力確保に向けて、様々な施策を模索していますが、解決には時間がかかる可能性があります。
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補完される範囲はケースによって変わりますが、今回は問題の影響範囲や要因、対策がまんべんなく網羅された回答が出ています。

3.実演

自ら実演することでChatGPTに真似させる方法です。
例えば、自社の強みや弱みをいくつか挙げておき、実演してみせます。その後に新たな項目を示すことで強みか弱みかを判断してもらえます。

例えばこのようなプロンプトをChatGPTに示します。

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専門的な知識を持つ人員がそろっている//強み
AI開発の経験者が多く最先端の技術を駆使できる//強み
製品のブランド力に乏しい//弱み
アイデア力がある//
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すると次のような答えが返ってきました。

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アイデア力があることは、創造性や革新性を促進する強みです。
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実演に沿って、「アイデア力がある」ことは強みだと知らせてくれました。

このようにプロンプトには種類があり、うまく使い分けたり、組み合わせたりすることで有意義な回答を得られます。

3. ChatGPTのプロンプト作成のコツ

続いてはChatGPTのプロンプト作成のコツをご紹介します

具体的かつ詳細にプロンプトを作る

プロンプトを作成する際には、できるだけ指示内容を具体的にすることをおすすめします。例えばメール文の作成指示についても、「誰が、どんなシチュエーションで、誰宛にどんな内容をどんな文調で書くメールなのか」を詳細にします。


×「営業担当者が送るメール文を作成して」

○「売上成績トップの営業担当者が見込み顧客に対して課題解決のための資料を送付するときの丁重なメール文を作成して」

このように具体的かつ詳細であればあるほど希望の生成結果を得られやすいでしょう。

参考になる回答例を補足する

回答してもらうにあたって、どんな粒度や種類で回答してもらいたいのかを回答例を通じて補足することも有効です。

例えば用語の意味を知りたい場合に、利用シーンが知りたいのであれば、「回答例 上司に報告するときなど、目上の相手に対して使用する」などと例を示します。これにより、回答例に即した回答が得られます。

結果が得られた後に追加する

回答結果を得た後に、思うような回答が得られなかった場合には、追加で指示や質問を行うことで、希望の内容が得られることがあります。

4. ChatGPTのプロンプトテンプレート例

ChatGPTのプロンプトのテンプレート例をご紹介します。

「#」を使って命令文と要約・添削などをしてほしい文章を分ける

一般的に使われているプロンプトのテンプレートです。ChatGPTには文章の要約や添削機能が備わっていますが、その機能を利用したい場合には、次のように指示します。

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#命令文
次の文章を400文字程度に要約してください。

#文章
(ここに要約したい文章を入力する)

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条件を追加する

命令の内容に補足として条件を指定したい場合には次のように箇条書きで条件を付けます。

-----------------------------
#命令文
○○の文章を作成してください。

#条件
・(条件1)
・(条件2)
・(条件3)
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表現方法を追加する

文章生成の際には、表現方法に関して、トーンや文調、誰に向けたものなのかなど、様々な指定ができます。

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#命令文
新しい製品やサービスを説明する社内向け資料の文章を作成してください。

#表現
・ビジネスライクな文章にしてください。
・新人にもわかるように説明してください。
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文章校正・添削などは最後に変更箇所を一覧で表形式でまとめさせる

表形式で結果を示してもらうこともできます。その場合、表形式でまとめるよう指示することができます。

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以下の文章について、誤字・脱字や語尾の不統一を修正し、校正してください。
最後に、修正した箇所を表形式でまとめてください。
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5. まとめ

ChatGPTのプロンプトをご紹介しました。今回ご紹介した内容を基本として、プロンプトを工夫しながら有意義な活用につなげてください。

リコーではAI活用型チャットボットサービスの「RICOH Chatbot Service」のオプションサービスとして「RICOH Chatbot Service for 生成AI」をご用意しており、ChatGPTのご利用が可能です。

専用のアプリなどを別途インストールする必要がなく、チャットボットのユーザーインターフェースで自然な文章で応答可能です。プロンプトのテンプレートも用意しているので導入後の運用も容易に行えます。

ChatGPTのご利用を希望されている場合は、ぜひご検討ください。

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