Skip to main content Skip to first level navigation

RICOH imagine. change.


 中小・中堅企業向けデジタルソリューション
 【コミュニケーションエコシステム事業サイト】
Menu

Skip to main content Skip to first level navigation

RICOH imagine. change.


 中小・中堅企業向けデジタルソリューション
  【コミュニケーションエコシステム事業サイト】
Skip to main content First level navigation Menu

HOME | お客様事例一覧 | お客様事例:松屋銀座様

小売り 

DX

【お客様事例】
松屋銀座様

銀座の老舗百貨店が進めるDXの取り組み。
最適化された音声ソリューションの活用により、
上質な顧客体験と効率化の両立を実現!

 
導入サービス:
音声グループコミュニケーション BONX for Business

 

1869年横浜で創業し、1925年に銀座へ進出した株式会社松屋様。1950年代からデザインの重要性に着目し、幅広い分野のクリエイターが所属する日本デザインコミッティーとの協業を開始。150周年を迎えた2019年には改めて「デザインの松屋」を打ち出し、売り場や接客スタイル、イベントなどあらゆる場面でデザインを起点とする独自性を発信すると同時に、アナログの良さを活かしたDXへの取り組みも推進されています。
 
松屋銀座様では2017年より、一流企業で働くビジネスマン、エグゼクティブの成功をサポートするクローズ型会員組織「松屋メンズクラブ」を展開。そのサービスの一つであるスーツのパターンオーダーでは、上質なサービスを維持しながら効率化を図ることが課題となっていましたが、その解決策として採寸の音声自動入力ソリューションを導入。
 
今回は、導入の背景や導入後の効果などについてお聞きしました。
 

【導入前の課題】

・採寸には最低でも2名のスタッフが必要なため、多くの顧客に対応できない
 ・2名以上で接客対応する必要があるため、密が避けられない
 ・採寸から工場への発注までの過程で、転記ミスが発生する場合がある

【導入後の効果】

・1名で採寸できるため、より多くの顧客にサービス提供できるようになった
 ・マスクを付けていても正確に音声認識され、1名で接客できるため、新型コロナウィルス対策にもなっている
 ・音声システムと既存システムの連携により、転記ミスのリスクが減少した
 

 
導入前の課題

販売体制の効率化、工場へのスムーズな発注が課題

ー アナログの良さも活かした松屋様のDXを進めていくにあたり、方向性を見極めるため、いくつか商品を見ていただきました。特に音声ソリューションに興味をお持ちいただきましたが、どのような点に惹かれたのでしょうか。
 
BONX社のデバイスを紹介いただいた際、コンパクトなツールで社員同士がフレキシブルにつながるような、スマートなコミュニケーションが思い浮かんだんです。催事、婦人靴売り場、それからECのささげ業務※など、いろいろな可能性を思いついた中で、まずは松屋メンズクラブに導入してみたいと思いました。
 
松屋メンズクラブは2017年に立ち上げたクローズ型の会員組織です。松屋銀座の近隣には日本を代表する企業が多いのですが、スーツは作業着として考えている方が多いのに少し驚きました。仕事で同僚や部下、取引先やお客様とお会いする時に第一印象を上げる。サイズがきちんとあっていて清潔感があり、着ることで気持ちが高まり、仕事を後押しするような最高のスーツをお召しいただきたいと、パターンオーダースーツを中心に”身だしなみ”の提案をしています。カウンセリングにはじまり、生地選び、熟練スタッフによる採寸、デザイン・仕様の選択まで、「銀座の百貨店でスーツを誂える」という体験全体を楽しんでいただきたいので、完全予約制として「アトリエメイド」へ来店いただくスタイルにしています。
 
おかげ様で大変好評をいただいておりますが、その一方で、より多くの方にご利用いただくための販売体制や工場へのスムーズな発注が課題となっていました。特に採寸工程は、お客様一人に対して最低でも採寸する人とその内容を記入する人の2名が必要となるため改善が必要でした。
 
※「撮影」の「さ」、「採寸」の「さ」、そして「原稿」の「げ」を並べた造語で、ECサイトの商品情報作成にかかる業界用語。

 

ー その解決策として、採寸する音声をテキスト化し伝票に自動入力できないか、というところから今回のプロジェクトがスタートしたんですよね。
 
はい。「音声」という点がポイントでした。以前に、採寸してワンタッチでデータ入力まで完結できる他社製品を検討したことがあるのですが、これだと効率化はできても熟練スタッフならではのメジャーさばきをお客様にお見せできないことが松屋メンズクラブのサービスには馴染まず、導入を見送ったことがあります。その点、音声をデータ化する方法ならいつもどおりの採寸作業に組み込めるのではないかという期待がありました。


BONX Gripを装着し、従来どおり採寸作業を行い数値を読み上げると、音声がテキスト化されiPadへリアルタイムで自動入力される。

ボタンなどの選択はお客様との自然な対話を優先し、音声認識ではなくiPadの画面をタッチして入力する仕様に。

高精度な音声認識と既存システムとの連携、ブラッシュアップにより、
予約管理から採寸、工場への発注までのプロセス全体を効率化

ー 音声をデータ化するシステムを詰めていくにあたり、スタッフの皆様にヒアリングをさせていただきました。驚いたのは専門用語の複雑さです。
 
同じ採寸位置でも、採寸する者によって「ウエスト」「胴回り」「中胴」などいろいろな呼び方があるんです。それにパターンオーダーですのでいつも実寸を言うのではなく、基本の型から何cm出す・詰めるという言い方もします。何十年も同じ言い方をしているスタッフが、音声認識のために言葉を統一するのは難しいですよね。使い慣れない言葉だと採寸作業がぎこちなくなりお客様に不信感を持たせてしまいます。それで、リコーさんにどの言い方でも正しく認識されるように相談しました。
 
ー実は、複数の言い回しを想定しておらず、そこに対応するのはなかなか難しいオーダーでした。でも職人の迷いのない所作があってこそ、お客様の信頼感・安心感につながるわけですから、ここはこだわって開発しよう、と。
 
採寸以外に、音声認識の対象をどこまで広げるかもディスカッションしたポイントでしたよね。ボタンや衿の形の選択も音声認識させるのか、ここはお客様と対話しながら一緒に画面を見て確認する方が良いのか。アナログの部分をどこまで、どのように残すか迷うこともありました。
 
ーデジタルとアナログのバランスは、プロジェクトの焦点ですので特に時間をかけて丁寧に進めたところです。各専門分野で優れた技術をもつパートナー企業とも連携し、モックアップやプロトタイプでイメージを共有。最初は手探りだったところから何度もブラッシュアップを重ね、最終的には音声採寸だけではなく、個別で運用されていた既存の顧客管理システムや発注システムとデータ連携させることで、予約管理から採寸、工場への発注までプロセス全体の効率化につなげました。
 

導入後の効果

採寸作業の効率化を実現し、書き間違いのリスクも減少。
接客時の密が緩和され、新型コロナウィルス対策としての効果も

ー 2021年1月に本格稼働がスタートしました。効果はいかがでしょうか?
 
これまで2名以上必要だった採寸作業を一人で行えるようになり、その分、多くのお客様へのおもてなしを充実させることができるようになりました。熟練のスタッフたちも新しいツールに関心を持ってくれています。
また、採寸時の密が緩和されるので新型コロナウイルス対策としても役立たせたいと考えています。マスクを付けていても正確に音声認識されるのは助かります。
 
書き間違いのリスクが少なくなったことも大きな効果です。採寸するスタッフの声を聞いて紙のオーダーシートに記入、さらに工場への発注画面に転記する従来の流れでは、転記ミスがゼロではありません。音声採寸では、音声からダイレクトに数値が入力されiPadでお客様と一緒に確認し、工場への発注時に使用するオーダーシートの印刷とも連携しているので音声をテキスト化した採寸データをそのまま工場へ送信できるようになります。長く紳士服に携わってきて当たり前だと思っていた採寸から工場発注までの工程を、こんな風に効率化できるとは思っていませんでした。

 導入前

採寸→数値を手書きでオーダーシートへ記載→工場への発注システムへ改めて手入力。
 
採寸する者と数値を紙のオーダーシートへ書き込む人の2名が必要だった。
さらにお客様が帰られた後、工場への発注時に使用するオーダーシートに改めて手入力する必要もあるため、書き間違えや入力ミスのリスクがあった。

導入後

採寸→採寸データがiPadへリアルタイムに入力され、工場への発注時に使用するオーダーシートとも連携。
 
従来どおり採寸作業を行い数値を読み上げると、耳に装着したBONX社のデバイス(A)が音声を拾い、アドバンスト・メディア社の音声認識システムがテキスト化、採寸データがiPad(B)へリアルタイムに入力される。採寸データは工場への発注時に使用するオーダーシートとも連携しているため、音声をテキスト化したデータをそのまま工場へ送信できる。
 
さらに、顧客管理システムともデータ連携することで、予約管理から採寸、工場への発注時に使用するオーダーシートまでの一元管理が可能となり、プロセス全体を効率化した。

今後の展望

デジタルの引き算を意識しながら、さらなるDXを推進

ー 今後の展望をお聞かせください。
 
今回の取り組みを通じて、デジタルの引き算を常に意識していくことが、松屋のDXだと改めて感じました。デジタルへのシフトといっても、やっぱり心と心のやりとりや感覚、フィーリングでしか表現できない価値があります。今回は取り組みの第一歩。今後もお互いにアイディアを出し合って両輪を回すようにDXを進めていきたいですね。

 


 
お客様情報

株式会社松屋様

1869年横浜で創業し、1925年に銀座へ進出。1950年代からデザインの重要性に着目し、幅広い分野のクリエイターが所属する日本デザインコミッティーとの協業を開始。150周年を迎えた2019年には改めて「デザインの松屋」を打ち出し、売り場や接客スタイル、イベントなどあらゆる場面でデザインを起点とする独自性を発信されています。
 
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
www.matsuya.com

 
■松屋メンズクラブ
 
松屋銀座様では2017年より、一流企業で働くビジネスマン、エグゼクティブの成功をサポートするクローズ型会員組織「松屋メンズクラブ」を展開。企業とのお取り組みにより、B to B to Cのビジネスモデルを形成。百貨店ならではのクオリティで、ビジネスファッションから日々の生活における様々なシーンに役立つ情報まで経験と実績に基づいて提案。完全予約制のパターンオーダースーツは上質な国内外の生地を豊富にそろえ、カウンセリングから採寸、ディテールの選択まで、業界に精通したプロフェッショナルがOne on Oneで対応。スーツのクオリティはもちろん、クローズならではの価格、さらに銀座の百貨店でスーツを誂えるという体験も含めて、会員の皆様から高い支持を集めています。
ご興味のある方は松屋メンズクラブ担当までお問い合わせください。
→松屋銀座 03-3567-1211(大代表)
 

スーツのオーダーは会員画面からのご予約後、松屋銀座5階にあるドレスアップラウンジ「アトリエメイド」へご来店ください。重厚感のある店内でこだわりの詰まった最高の一着をオーダーしていただけます。