きちんとできて当たり前。最後の1円まで正確で当たり前。日々そんな大変な役割を担っているのが経理部門です。
しかし、できて「当たり前」の立場ゆえに周りの人に理解してもらえない悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
高度な自己管理を当たり前に求められる
経理は、業務中頭はフル回転しているのに見た目は地味…という作業が多いです。そのうえ営業や企画の仕事のように注目を浴びる!ということもなかなかありません。人に見られ注目される行動は良くも悪くも評価され、それを意識してまた頑張れるという部分が少なからずあります。
しかし、経理の仕事は注目されずともできて当たり前思われていることがほとんどで、高度な自己管理の上で業務を行っていることに気づいてもらえません。
成果・貢献度がわかりにくい
管理部門、特に経理の仕事は売り上げに直接関わることがないため、今一つ評価されにくいという部分があります。
例えば、営業で成績を上げれば経営者から「良くやった」と評価されることもあるでしょう。しかし、経理が毎日1円もミスをせず仕事を行っても「今日も数字がぴったりだ。偉い!」とは言われません。
時には経理節減の目標設定など評価されやすい仕事を業務に織り込むと良いかもしれません。
誰にも相談できない
中小企業の場合、経理担当者が一人ということも珍しくはありません。
そうなると、何かわからないことがあっても相談する相手もおらず、すべて自分で解決していかなくてはなりません。さらに仕事がつらいときでも、同じ立場を共有し、愚痴を言えるような相手もいない。これもお悩みの一つといえるでしょう。
一人経理の場合は、Webサイトから情報収集をおすすめします。経理担当むけの情報サイトがたくさんあるので、ブックマークしておくと何かと役に立つでしょう。
スキルアップの様子がわかりにくい
経理の仕事は一見ルーチン作業のように見えますが、実は毎日が勉強という部分があります。企業向けのお金に関連する制度は頻繁に変更・改定されるのでこれをきちんと把握しておく必要があるからです。
また、自身のスキルアップを目指し勉強する機会も多いのですが、その効果が現在の仕事の中で即座に発揮されるということが無かったり、周囲からの評価に直結しづらいというようなことも多く起こります。
このような悩みを抱えている場合には、スキルアップを分かりやすく理解してもらうため資格を取得する、というような手段で解決を図ると効果的です。
経営者の無理解
経理の仕事は売り上げには直接貢献しないものの、「儲け」ということに関して言えば最大の貢献をしている存在でもあります。
しかし、経営者の中には売り上げ至上主義の方もいて、経理はお金にならないけど数字をまとめるのに必要だから、くらいの認識の人もいます。「経理を知らない社長は会社を潰す」と言われるぐらい、経理は重要な役割を担っているのです。
時には悪役としての立ち振る舞いも
経費精査や売り上げの管理を行う立場上、経理はどうしても細かい点を他の部署の方に対して指摘しなければならない立場となります。
書類提出の時期から、書式、必要書類の有無、金額までチェックしていきます。そのため、ときには「経理は細かいし、口うるさい」というありがたくない評価を受けることになってしまいます。
日頃の業務の煩雑さ
業務が煩雑になっている場合、経費精算のアプリやクラウドシステムを活用することがオススメです。
領収書を撮影するだけで、自動入力してくれる機能もあり、経費精算で手入力が不要になりますので、経理担当者のストレスも軽減され、時間短縮にもつながります。
RICOH Cloud OCR for 請求書
AI(人工知能)+OCRで請求書の入力処理業務を大きく改善!
カンタン操作で請求書情報をデータ化する、リコーのクラウド型OCRソリューション