仕事のAI
スペシャルサイト

Difyの画像生成機能とは?作成手順や注意点、事例について徹底解説

生成AIアプリ開発プラットフォームの「Dify(ディフィ)」が世界的に注目される中、日本企業にも浸透しつつあります。Difyでは生成AIの機能を活用できるAIアプリが作成できますが、中でも画像生成機能は従来の業務の幅を広げます。
今回は、Difyの画像生成機能の概要から、Difyで画像生成アプリを作成するメリット、画像生成アプリの作成手順や作成事例まで解説します。

Difyの画像生成機能とは?

まずはDifyの基本と画像生成機能とは何か、から確認していきましょう。

Difyとは?

Difyは米国のLangGenius社が提供する生成AI開発プラットフォームです。プログラミングの知識がなくとも、ノーコードでLLM(Large Language Models、大規模言語モデル)を活用したアプリやサービスを簡単に作成、運用することができることから、日本でも多くの企業が導入して活用しています。

OpenAIをはじめとした、多様なAIモデルプロバイダーをサポートしているため、豊富なAIモデルの中から選択してアプリを作成できます。

企業の場合は有料で利用するのが一般的ですが、無料プランを提供しているため、まずは小規模から試せることも、利用が進んでいる理由の一つです。

【関連リンク】
Difyとは?概要から特徴やメリット、出来ることまでを徹底解説!

Difyの画像生成機能とは?

Difyでは、チャットボットやドキュメント生成、分析・要約、画像生成、計算・問題解決など多様な機能を持つアプリを作成できます。

画像生成機能を用いれば、画像生成AIアプリを容易に作成できます。Difyでは、画像生成AIモデルとして知名度の高い「DALL-E」や「Stable Diffusion」、「Midjourney」を利用できます。

画像生成AIアプリの具体例としては、SNS投稿用の画像の自動生成やブログ記事のアイキャッチ画像の生成などが行えるアプリがあり、すでに日本企業でも作成・活用されています。

Difyで画像生成アプリを作成するメリット

続いて、Difyで画像生成アプリを作成するメリットをご紹介しましょう。

手軽にノーコードで開発可能

Difyはプログラミングを行うことなく、ドラッグ&ドロップなどの簡単かつ直感的な操作でAIアプリの作成を行えます。特に難易度の高い画像生成AIアプリの作成も、手軽にノーコードで開発できるのは大きなメリットです。

豊富なテンプレートと組み込みツール

Difyには画像生成AIアプリのテンプレートが豊富に用意されていることから、ゼロから自分で構築する必要はありません。

また、Difyでは数多くの組み込みツールも提供されています。例えば、データの前処理、AIモデルのトレーニング、評価といったAIアプリ作成を効率化するためのツールがあります。これらを利用することで、AIアプリ開発プロセスでコアな部分に集中しやすくなるため、結果的に、無駄なくスピーディーに高品質なAIアプリを作成できます。

業務に最適な画像生成アプリを作成可能

Difyでは作成するアプリの微調整を容易に行えることもあり、導入したい業務の状況に合わせて最適なアプリを作成できます。また状況に応じて調整や更新も手軽に行えるため、自社の業務に最適化された画像生成アプリを作成できます。

外部サービスとの統合が可能

Difyは外部サービスとの統合や連携が容易であるため、作成した画像生成AIアプリを他のアプリやサービスと連携させたり、SNSや自社サイトへ統合したりすることができます。作成したアプリのスムーズな公開もサポートします。

【関連リンク】
Dify活用で業務効率化が可能な理由とは?具体的な業務と効率化事例をご紹介

Difyで画像生成を行う際のよくある失敗と注意点

Difyを活用すれば、専門的なプログラミング知識がなくても高度な画像生成アプリを構築できます。しかし、いざ運用を始めると「思ったような画像が出ない」「コストが予想以上にかかる」といった壁に直面するケースも少なくありません。
ここでは、difyで画像生成を行う際に押さえておくべきよくある失敗と注意点を解説します。

構築・運用時によくある失敗

技術的な設定やプロンプトの工夫不足によって生じる、代表的な失敗例です。

・日本語プロンプトをそのまま入力してしまう

DifyでDALL-E 3などの外部モデルを呼び出す際、日本語の指示では細部が伝わらず、意図しない画像が生成されることが多々あります。

・アスペクト比(縦横比)の設定漏れ

スライド用やSNS用など、用途に合わせたサイズ指定を忘れると、すべてデフォルトの正方形で生成され、再作成の手間が発生します。

・画像生成の実行条件が緩すぎる

チャットボット形式の場合、単なる挨拶や質問に対しても画像生成ノードが動いてしまう設定ミスが見受けられます。

導入前に確認すべき注意点

ビジネス利用において、コンプライアンスや予算管理の観点から無視できない重要なポイントです。

・APIコストの従量課金リスク

画像生成はテキスト生成に比べ、1リクエストあたりのコストが高額です。
テスト段階で高画質設定を連発すると、短期間で予算を圧迫します。
開発時は低コストなモデルや標準画質でテストを行い、本番公開前に1枚あたりの単価から月間の予想コストを試算しておくことが重要です。

・権利関係と商用利用の可否

Difyはあくまで「器」であり、生成された画像の権利は接続先のモデル(OpenAIやStability AIなど)の規約に準じます。
自社サイトや広告に使用する場合、使用するモデルの最新の商用利用規約を確認することが重要です。特にオープンソース系のモデルを自前で連携させる場合は注意が必要です。

・生成AI特有の不適切コンテンツへの配慮

プロンプト次第では、公序良俗に反する画像が生成されるリスクがあります。
Difyのコンテンツ審査機能を有効にし、不適切な入力や出力をフィルタリングする設定を推奨します。

Difyによる画像生成AIアプリの作成手順

Difyで画像生成AIアプリを作成する際には、次の手順で進めていきます。

Difyを導入する

まずDifyを使える状態にすることが必要です。Difyはインターネット上で利用するブラウザ版と、社内のコンピュータにインストールして利用するローカル版の2種類の導入方法があります。ローカル版は社内で完結できるので、情報セキュリティの観点から優れています。ブラウザ版は手軽さの点で優れているため、必要に応じて選びます。

ブラウザ版の場合、Difyの公式サイトにアクセスしてアカウントを作成してログインすることで利用開始できます。ローカル版は、社内のコンピュータにインストールすることで、同様に利用開始できます。

導入方法と手順の詳細は、下記のコラムで解説していますので、あわせてご覧ください。

【関連リンク】
Difyの使い方完全ガイド!プログラミング知識なしでAIアプリを作る最短手順を徹底解説

画像生成AIアプリ作成手順

Difyにログインした後、画像生成AIアプリを作成する手順を見ていきましょう。

1. 画像生成AIモデルをAPI連携する

アプリを作成する前準備として、使用したい画像生成AIモデルをAPI連携しておく必要があります。「DALL-E」や「Stable Diffusion」、「Midjourney」のほか、独自のモデルをAPI連携させることも可能です。

2. アプリの初期設定を行う

新規アプリを作成するために新しいプロジェクトを作成します。一から自分で作成するか、テンプレートから作成するかのどちらを選択します。
アプリ名や説明、アイコンなどアプリの基本情報を入力し、初期設定を行います。また、使用したい画像生成AIモデルを選択します。

3. ワークフローを設定する

アプリのワークフローを作り込んでいきます。アプリを利用するユーザーが入力するフィールドの設計から、どのようなプロセスで画像生成ができるのかの設計まで行っていきます。

例えば、画像生成AIチャットボットを作る場合、「ユーザーがチャットボットの入力フィールドにプロンプトを入力したら、その内容を受け、AIモデルが画像を生成する。その後、ユーザーに即座に生成結果を提示する」といったフローです。

また、追加で生成された画像をプレビューしたり、ユーザーが追加でプロンプトを通じて生成された画像を微調整したり、SNSで手軽にシェアできる機能を追加することも可能です。

4. デプロイ&プレビューによるテスト・修正を経てリリースする

アプリを一通り作成できたら、デプロイとプレビューができる機能を利用して、テストを行います。実際にユーザーが利用する状態にプレビューできるので、使い勝手が良いか、フローに問題はないかなどを細かく調整していきます。修正・改善を重ね、完成したらリリースします。

Difyによる画像生成アプリの作成事例

実際に、Difyを活用して画像生成アプリを作成した事例を2つご紹介します。

SNS投稿用の文章と画像生成アプリ

一般的に、マーケティング部門では、日々のSNS投稿やブログ記事や画像作成・投稿など、コンテンツ制作の業務が発生していることも多いのではないでしょうか。しかしSNSやブログのテーマのアイデアや構成、文章作成などについて負荷が高いものです。またブログの内容をSNSへ短縮・要約して掲載する作業が必要になることもあります。

そのようなシーンにおいて、Difyでブログ記事をSNS投稿へ自動で最適化するアプリを作成した事例があります。文章を生成するのはもちろん、同時に、投稿内容にマッチする画像も自動で生成されます。これにより、SNS運用業務が大幅に効率化しました。

店頭のPOP画像を生成AIで作成

あるスーパーマーケットを運営する企業は、DX推進の一環として、現場の課題解決のためのアプリ開発を進めています。その中で、Difyを活用して店頭で使用する販促POPや販促コンテンツの画像を自動生成するアプリを開発しました。

ユーザーがトーン&マナーを指定すると、AIがそれに応じた画像とデザイン案を生成します。これらの生成物を制作に活用することで、数日かかっていた制作工数が数時間で可能になり、大幅な時間とコストの削減につながりました。

【関連リンク】
Difyの効果的な活用事例について徹底解説!業務効率化に役立たせる方法と注意点を解説

まとめ

Difyの画像生成機能を使えば、コンテンツ制作の業務が効率化し、生産性向上やコスト削減につながることが期待できます。

Dify導入・運用におけるセキュリティやメンテナンス、ライセンスに関するサポートが必要な場合は、リコーにおまかせください。

リコーは「Difyサービス」をご提供しており、ライセンスの購入から構築・技術伴走支援・教育支援までワンストップでご支援可能です。

またリコーはDifyの開発元であるLangGenius社と正規販売・構築パートナー契約を締結しており、専門的なサポートを行えます。

Difyを学びたい方から、全社展開や専用環境構築を目指したいなど、Difyを使いたい全ての方に支援が可能です。画像生成アプリの作成方法などのご案内はもちろんのこと、お客様と共にビジネス課題に取り組み、成長していきます。AI関連サービスのご提供を通じて、貴社のお手伝いをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

Dify

Dify資料ダウンロード

問い合わせフォーム

関連コラム