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Difyのプロンプト設計方法を解説!業務で使えるテンプレート例もご紹介
ノーコードでAIアプリを開発できるツール「Dify(ディフィ)」で開発する際に、重要になるのがプロンプトの設計です。AIが出力するコンテンツなどの品質はプロンプトにかかっています。
今回は、初心者の方向けに、Difyのプロンプト設計とは何か、プロンプト設計の基本、テンプレート、プロンプト設計の重要性などを解説します。

Difyのプロンプト設計とは?
近年、生成AIチャットボットや業務を自動化するAIツールが業務に利活用されていますが、Difyは社内の多くの人員がそのようなAIアプリを開発できる利便性の高さから、現場に浸透しています。
日本語対応や直感的な操作など使いやすい面も多く、豊富なAIモデルとの連携も可能とあって、とても便利なツールです。
Difyについての詳細は下記のコラムで解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
【関連リンク】
Difyとは?概要から特徴やメリット、出来ることまでを徹底解説!
DifyでAIアプリを作るときに必要なプロンプト設計とは?
DifyでAIアプリを作るときにも、直感的な操作で進めることができますが、その流れの中で、「プロンプト」を設計するプロセスがあります。
プロンプトとは、AIを動かすための指示文です。日頃から生成AIチャットに慣れ親しんでいる方は、おそらくそのプロンプトによってAIの回答や挙動が変わることをよくご存知のことでしょう。
DifyでAIアプリを開発する際には、AIがアプリ上でどのような出力をするのかをプロンプトを通じて指示をします。それにより、開発したAIアプリを利用するユーザーが引き出せる出力結果が大きく変わってきます。
例えば、AIが出力する回答の形式や口調などを指示することで、細かく理想的な出力結果を調整します。
よって、プロンプト設計はAIアプリの品質や利便性を左右する重要な工程といえます。

Difyのプロンプト設計の基本
実際にDifyでプロンプト設計を行う際の基本をご紹介します。
役割、ユーザー像、語り口の指定
例えばAIチャットボットのアプリを開発する際には、そのAIがどのような役割であり、どのようなユーザーに対して、どのような語り口で回答を返すのかをプロンプトで指示します。
例:「あなたは優秀な10年以上の営業経験を持つトップセールスです。新人営業マンから質問された内容に対して、丁寧にわかりやすく回答してください。」
AIに役割や対象者の具体的な指定を与えることで、立ち位置や責務を自覚させることができ、視点や難易度などを指定できます。
また語り口はそのAIにキャラクター(人格)を与えることができます。
具体例の提示
プロンプト設計で重要になることの一つに「具体例」を提示することがあります。
例:「出力形式の例です。次のように回答してください。
~~~~~~~(例文)」
このように出力結果の具体例を示すことで、AIがどのような語り口やキャラクター設定なのかが明確になり、より設定が固定されやすくなります。
参照元のデータの指定
AIが参照する元データを指定します。
例:「あなたはカスタマーサポートのベテランオペレーターです。問い合わせしてきた顧客にとってわかりやすいように丁寧な口調で、社内のFAQデータを参照して回答してください。推測による回答は禁止です。」
このように、参照するデータを指定し、推測による回答などを禁止することで、根拠のない不確かな回答や誤回答を回避しやすくなります。
禁止事項の指定
禁止事項とは、AIが時折起こす「ハルシネーション(誤回答)」や「知ったかぶり」などを予防するための指示です。
例:
「推測は禁止。不明確な場合は“不明です”と回答する」
「指定の社内資料以外の参照は禁止」
このような禁止事項の指定を行うことで、AIチャットボットを利用するユーザーを惑わせず、健全な利用を促すことができます。

Dify特有のプロンプト便利機能と活用方法
Difyでプロンプト設計を行う際、 ChatGPTなどの一般的な生成AIチャットツールにはない、Difyならではの便利な機能が存在します。これらを活用することで、より高度で実用的なビジネス向けAIアプリを、効率的に開発できるようになります。
変数を活用した動的な指示
Difyのプロンプト設計における最大の特徴が変数の活用です。変数とは、ユーザーが画面から入力したテキストや、外部システムから取得したデータをプロンプト内に動的にはめ込むための箱のことです。
Difyでは、プロンプト記述欄の中に {{変数名}}(例:{{input_text}}や{{query}})という形式で波括弧を使って記述します。
具体的な活用例:
プロンプト内に「以下の文章をビジネスメールのトーンに修正してください。\n\n{{input_text}}」と設定しておきます。AIアプリを利用するユーザーが画面の入力フォームに下書きの文章を入れると、その内容が自動的に{{input_text}}の部分に代入され、AIが指示を実行します。
この変数機能を使いこなすことで、ユーザーごとに異なる要望を受け付けて柔軟に処理する、実用的な社内ツールや自動化アプリの構築が可能になります。
プロンプトジェネレーターによる効率化
「役割や禁止事項を含めたプロンプトを一から詳細に組み立てるのが難しい」という初心者の方向けに、DifyにはプロンプトをAIが自動で作成してくれるプロンプトジェネレーター機能が標準搭載されています。
Difyのアプリ編集画面にある自動生成ボタンをクリックし、どのようなAIアプリを作りたいかを簡単な日本語で入力するだけで、AIがDifyの仕様に合わせた最適なシステムプロンプトや変数の配置を自動で組み上げてくれます。
Difyのプロンプトジェネレーターを利用するメリット:
・プロンプト設計に慣れていない非エンジニアでも、すぐにクオリティの高いベースプロンプトを作成できる
・「役割の定義」「出力形式の指定」「禁止事項」など、プロンプト設計の基本を押さえた記述が自動で行われるため、開発時間を大幅に短縮できる
まずはプロンプトジェネレーターで大枠を自動生成し、そこから自社の業務やデータに合わせて微調整していくアプローチが、Difyにおける効率的なアプリ開発のスタンダードとなっています。

Difyのプロンプトテンプレート
作成するAIアプリや機能別にDifyのプロンプトテンプレートをご紹介します。
社内ヘルプデスクのチャットボット
「あなたは社内の優秀なヘルプデスク担当者です。
社内からの問い合わせに対して真摯に回答してください。
社内のマニュアル、FAQにある情報のみを元に回答し、自社製品についての問い合わせは製品カタログやWebサイトなどを検索してください。
推測は禁止です。
回答できない質問に対しては、ヘルプデスク担当者に引き継ぐ旨を伝え、通知を飛ばしてください。」
SNS投稿文の生成
「あなたはベテランマーケターです。X(旧Twitter)の投稿文を60~100文字程度で作成してください。
30代の女性ユーザーに響くメッセージを生成してください。
ハッシュタグは検索ニーズの高いものを3~5個付け加えてください。」
議事録からのタスク出力
「ユーザーがアップロードした議事録からタスクをピックアップしてください。
タスクは担当者を明記し、期限が決まっているものがあれば付加してください。
テキスト形式とExcelでの表形式の両方を出力してください。
会議参加者へメール送信する文章も作成してください。」
【関連リンク】
Difyを活用して議事録を自動作成:活用ポイントについても解説!
ユーザーレビューの感情分析
「ユーザーの自社サービスに対するレビューを分析し、サービスに対する感情のパターンを抽出してください。
ポジティブ・ニュートラル・ネガティブを判定し、振り分けてください。
分析結果に対して、次の例のように考察を一文コメントとして加えてください。」
例:
【レビュー】(ポジティブな意見)
【コメント】サービスを利用して満足度が高まっていることが伝わってきます。」
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Difyの活用テンプレートを大公開!開発時間を大幅削減し業務効率化

Difyのプロンプト設計の重要性
Difyのプロンプト設計は、AIアプリ開発の中でも特に重要です。その理由として、次の点が挙げられます。
AIアプリの精度はプロンプトにかかっている
先述の通り、そのAIアプリがユーザーのニーズを満たすかどうかは、プロンプト設計にかかっているといえます。使い勝手がよくない、正しい回答を返さない、求める回答と微妙にずれているなどのアプリは、ユーザーにとって便利とは言い難いものです。
出力結果でユーザーのニーズを満たすためには、プロンプト設計を行い、人間がコントロールする必要があります。その結果、精度の高いAIアプリを開発でき、利用が促進されるでしょう。
語り口・トーンの不統一はリスクが高い
語り口やトーンを指定しなかった場合、AIの出力結果のキャラクターがバラバラになり、AIアプリのユーザーに与えるブランドイメージが崩れることがあります。ユーザーの使い勝手にも関係してくることなので、「キャラクター設定はしなくてもいいのではないか?」とは思わずに、プロンプト設計に盛り込みましょう。
「知ったかぶり」などの誤回答を予防
「知ったかぶり」をするAIチャットボットなどは利便性を大きく下げるほか、対外向けのアプリである場合、信頼低下など深刻な問題にもつながります。社内限定のAIアプリであれば、業務に誤情報が混じるリスクがあり、大きな落とし穴にはまってしまう恐れもあるでしょう。
プロンプト設計で禁止事項を強化するなどして入念に指定することが求められます。

まとめ
Difyにおけるプロンプト設計の基本からテンプレート、重要性などを解説しました。今後、Difyをより一層活用して高精度なAIアプリを作成したい場合には、必ず押さえておきましょう。
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