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【2026年最新】AIエージェント導入事例10選|シーン別活用事例もご紹介

近年、生成AIの業務への浸透により、AIの活用が大きく進みましたが、その中でも今、注目されているのが、高度なタスクを行えるAIエージェントです。

今回は、AIエージェントの導入事例を10個ご紹介します。それぞれの課題はAIエージェントでどう解決し、どう成果を出せたのかを確認することで、開発と運用のヒントになります。

AIエージェントとは?

まずはAIエージェントの概要と活用メリットをご紹介します。

AIエージェントとは

AIエージェントとは、従来のAIでは実現が難しかった、複数かつ高度に絡み合ったタスクを自律的にこなすために設計された高度なシステムです。

AI技術の一つである生成AIは、チャット画面にプロンプト(指示文)を打ち込むと、文章を作成したり、画像を生成したり、学習済みのデータを元に回答を出してFAQとして役立てたり、ECサイトなどで過去の購買履歴からおすすめ商品を提案したりします。しかし、これらはユーザーの指示のもとで、動作するものです。

これに対してAIエージェントは、ユーザーからの一つ一つの指示ではなく、あらかじめ設定した目標に基づき、必要な作業を整理・計画し、複数のタスクを自律的に実行します。実行の過程では、必要に応じて外部ツールやシステムを活用することもあります。

AIエージェントの活用メリット

AIエージェントを活用することで、従来は人間が行っていた業務の一部を代わりに実行し、業務効率化や処理速度の向上が期待できます。
また膨大で複雑なデータ解析をAIエージェントが担うことで、より高度なデータ分析が可能になります。

顧客対応に利用すれば、顧客の嗜好性や行動履歴をもとにしたパーソナライゼーションや24時間365日対応などの優れた接客ツールとしての性能を発揮します。

【関連リンク】
AIエージェントとは?生成AIとの違いや特徴、活用例をご紹介

AIエージェントのシーン別の活用事例10選

AIエージェントは、すでに企業に浸透しており、多様な用途で利用が進んでいます。ここではシーン別の活用事例を10個ご紹介します。

会議

業種:
製造メーカー

課題:
Web会議における議事録作成の自動化のために利用していた既存ツールは、社内の専門用語の変換や話者の識別の機能が不十分でした。また、ツールによって文字起こしを行った後に、人が音声を聞き直して調整するための工数がかかっていました。

活用方法:
議事録自動化ツールを、用語集と話者識別機能を搭載したAIエージェントへ代替しました。

成果:
議事録作成の時間が、従来の約4時間以上から約30分となり、約90%削減できました。

問い合わせ対応

業種:
情報通信業

課題:
ポータルサイトのヘルプページに設置しているチャットボットは、定型的な応答しか返せないのが課題でした。

活用方法:
AIエージェントに代替し、参照元となる社内ナレッジを統合的に活用する仕組みにしました。月に30万件を超える問い合わせへの対応が可能です。

成果:
チャットボットの会話のシナリオ設計や、メンテナンス工数の低減を実現。問題解決率の向上、効率化などを実現。戦略的な業務に集中できるようになりました。

システム開発

業種:
金融系IT企業

課題:
システム開発において、従来の人海戦術では人件費増加や人材不足が続く中での成長は困難な状況でした。

活用方法:
ソフトウェア開発AIエージェントを導入し、開発に必要なツールと連携しながら設計やコーディング、テスト、デプロイまで自律的に行う仕組みを構築しました。

成果:
開発において月に12.5人かかっていたところ、月に2.0人に短縮し、コスト削減を実現。エンジニアはレビューと意思決定に専念できるようになりました。

広告バナー作成

業種:
人材プラットフォーム

課題:
マーケティング活動の一環として広告バナー企画・制作までの工数が増大しており、バナーデザインのバリエーション不足に悩まされていました。

活用方法:
AIエージェントを活用し、バナーデザインのアイデアを提案してもらう仕組みを構築しました。提案をもとに幅広いバリエーションのバナーを生成できました。

成果:
結果、制作時間は5分の1に削減でき、広告CTR(クリック率)を5%アップできました。

ECサイト顧客対応

業種:
ECサイト運営

課題:
大手ECサイトの多くがGoogleやOpenAIのAIと独自の方法で連携していることを背景に、自社のECサイトにも導入したいと考えていました。

活用方法:
自社ECサイトと、OpenAIの生成AIであるChatGPTのエージェント機能を連携させました。これによってECサイトに訪れたユーザーは、利用するChatGPTのチャット画面から直接、自社ECサイトの商品を購入できるようになりました。背後にはAIエージェントがユーザーの代わりに自律的に購入する仕組みがあります。

成果:
ユーザーはChatGPTの入力窓で自由な文言を打ち込むことで、より一層、自社ECサイトの商品を発見しやすくなり、購入促進につなげています。

社内ヘルプデスク

業種:
大手不動産仲介会社

課題:
社内ヘルプデスクについて、電話対応を主軸としており運用面に課題がありました。

活用方法:
複数存在していた問い合わせ窓口をAIエージェントに集約しました。月間約3,000件の問い合わせのうち、定型的な質問については、AIによる自動応答でまかなえています。

成果:
月間約3,000件の問い合わせから定型的な質問への応答を自動化し、有人対応工数の削減とサービス品質の向上につなげました。

経営管理

業種:
アパレルメーカー

課題:
事業経営管理室の管理会計課では、年間530件超の問い合わせ対応が必要であり、業務の属人化につながっていました。

活用方法:
店舗経費、粗利・仕入れ在庫計画、本部経費に関する3つの社内ヘルプデスクをAIエージェントによって構築しました。

成果:
結果、属人化解消とともに、メンバー間で業務ノウハウを共有できる仕組みが生まれました。

営業

業種:
食品メーカー

課題:
アクティブな顧客は6万~7万軒存在するにも関わらず、営業人員は約500名に留まっており、対応しきれない状況でした。

活用方法:
AIエージェントが協働するインサイドセールス体制を構築。顧客に合わせて推奨商品を選定し、さらにパーソナライズしたトークスクリプトを生成することで、誰もが一定の品質の提案ができる仕組みを構築しました。

成果:
営業未経験の社員が架電する前の準備時間が60分の1に短縮でき、リーチできる顧客数は2倍に増加しました。

経理

業種:
自動車販売

課題:
経費精算の手続きが煩雑で、現金取り扱いリスクの低減が必要でした。また毎月約5,000枚もの領収書の突合に膨大な工数が発生しており、業務負担を軽減する必要がありました。

活用方法:
領収証の原本回収と突合作業に対応できる点から選んだ経理AIエージェントが作業を自動化しました。

成果:
経費精算業務の工数を、全社で年間1.5万時間削減できました。

開発設計

業種:
ICT企業

課題:
開発設計部門では、設計書などの図表や画像を多く含む技術文書の検索精度が低く、必要な情報の抽出に時間と手間がかかっていました。

活用方法:
AIエージェントを導入し、設計書の構造化による自動生成を行う仕組みを構築しました。

成果:
ほぼ正確に再現できるようになり、開発工数の削減を実現しました。今後の開発プロセス全体への展開にも期待がかかっています。

まとめ

AIエージェントの活用事例をご紹介しました。AIエージェントは、目標に向かって自律的にタスクを実行することで、ユーザーの業務効率化を支援する有効な手段です。複数のタスクが絡み合う業務については、導入を検討してみるのも良いでしょう。

しかしながら、複雑な業務をAIエージェントに任せる仕組みづくりは、専門的な知見やノウハウなしでは構築が難しいものです。その場合はパートナーの助けを借りるのをおすすめします。特に社内ヘルプデスクや社内ナレッジデータベースを効率化したい場合はリコーにおまかせください。

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