教育現場のチャットボット活用事例!
導入メリットや選び方、注意点
近年、Webサイトにチャットボットを導入してカスタマー対応をする企業が増加しています。しかし現在は、企業だけでなく、大学などの教育現場にも広がっているのをご存知でしょうか。チャットボットは学生や志望者、保護者向けにも便利に活用されているのです。
今回は、チャットボットの教育現場における活用法や成功事例、チャットボットのログをデータとして活用する方法をご紹介します。
チャットボットの活用は、企業に限らず大学や学習塾などの教育現場にも広がっています。チャットボットというと、お問い合わせ対応の用途のイメージがありますが、教育現場ではどのような用途で活用されているのでしょうか。
例えば次のように活用されています。
学生の学習のサポート
教育そのものに対して、チャットボットが活用されています。近年、国内では教育改革として、自ら積極的に学ぶという新しい取り組みが進む中、オンライン学習やデジタル教材も登場しています。
例えば、学校で授業を受けた後、自宅でオンライン教材を使って復習や次の予習などをする際に、AIチャットボットが搭載されているものなら、より効率的に学習することができます。
単元ごとのQ&Aをチャットボットに学習させておき、復習に活用したり、予習用の動画のURLを案内することもできます。過去の履歴から、どんな問題を間違えたのか確認することもできます。
学生生活のサポート
大学在学中の学生生活のサポートにもチャットボットは大いに活用されています。例えば、学生が利用するバスの時刻表を知りたいといった問い合わせにも、チャットボットは対応可能です。通常であれば、大学の事務窓口などが対応している内容も、チャットボットが代わりに対応できます。学生は、大学生活を送りながら起きる些細な疑問に、手軽にチャットボットで問い合わせができ、回答が得られるので便利に活用できます。
入学前や入学後の学生や保護者対応などの窓口業務
入学前の入試やオープンキャンパス、入学後の学生や保護者からの問い合わせも、チャットボットで対応するケースが増えています。入学前後によくくる質問は、ある程度想定できるため、質問と回答をチャットボットに事前に学習させておき、学生の知りたい質問に即座に回答したり、詳細が記載されているページにスムーズに誘導することができます。
チャットボット(Chatbot)とは?│初心者にもわかりやすく解説
学校や大学への導入は、単なるツールの導入にとどまらず、教育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、教員と学生双方にさまざまなメリットをもたらします。
教職員の業務効率化と負担軽減
先生や事務職員は、授業や研究以外にも多くの業務を抱えています。履修登録の方法や証明書の発行手順など、毎年繰り返される定型的な質問への対応をチャットボット活用で自動化することで、電話や窓口対応の時間を削減できます。これにより、学生一人ひとりと向き合う時間や教育の質を向上させるための時間を確保し、働き方改革にも寄与します。
学生の利便性とユーザー体験の向上
今の学生はデジタルネイティブであり、自分のスマホで検索して解決することに慣れています。24時間365日利用可能なチャットボットがあれば、夜間や休日でもすぐに回答が得られるため、ユーザー体験が向上します。窓口に行くほどではない些細な疑問も気軽に解消できるため、学生生活の満足度が高まります。
潜在的なニーズの可視化と改善
チャットボットに寄せられた質問ログを分析することで、学生が「何」に困っているのかをデータとして把握できます。窓口には来ない学生の「生の声」を拾い上げ、学校運営やWebサイトの改善に活かすことができます。
多くの会社から多様なツールが提供されている中で、教育現場に最適なものを選ぶためのポイントをご紹介します。
現場担当者が運用しやすい操作性
IT専門の担当者がいない場合でも、簡単にチャットボットのQ&A作成や修正ができるツールがおすすめです。Excelでデータを管理できるなど、既存の業務フローに合わせやすい仕組みであれば、チャットボットの研修や勉強会に多くの時間を割くことなく、スムーズに運用を開始できます。
利用者に寄り添った機能と連携
学生が普段利用しているLINEや、学内ポータルサイトと連携できるかどうかも重要です。また、AIチャットボットの機械学習によって表記ゆれを吸収し、わかりやすく回答を提示できる高い言語処理能力を持つものを選びましょう。AIチャットボット 機能として、学習データの蓄積により回答精度が向上するチャットボットであれば、長期的な運用でさらに利便性が増します。
コストと機能のバランス
AIを搭載した高機能なものはコストがかさむ場合があります。予算と相談しながら、FAQ(よくある質問)の自動回答がメインならシナリオ型、複雑な相談にも対応したいならAI型など、目的に応じた選択肢を評価しましょう。また、導入前にチャットボットのセミナー参加や無料のチャットボットプログラム(デモ体験)を利用して、実際の操作感を確認することも大切です。
教育機関におけるチャットボットの活用においては、学生の情報を守るためのセキュリティ対策も欠かせません。
個人情報の取り扱いとセキュリティ
成績や進路といった機密性の高い個人情報は、チャットボット上に入力させない運用ルールを徹底するか、高度なセキュリティ技術を持つツールを選定する必要があります。プライバシーポリシーを公開し、安全な利用環境を構築しましょう。
有人対応へのエスカレーション
すべての質問にボットだけで答えるには限界があります。いじめ相談や緊急のトラブルなど、人による対応が必要なケースが発生した場合には、スムーズに電話や専門窓口へ誘導する導線設計を行います。
継続的なメンテナンス(学習)
入試日程や行事予定など、学校の情報は時期によって変わります。最新の情報を提供し続けるためには、定期的な情報の更新(メンテナンス)が不可欠です。チャットボットの自動学習機能などを活用しつつ、人の目でも回答内容をチェックする体制を整えましょう。
最近では、新型コロナウイルス感染症拡大により、新しい生活様式によって、対面コミュニケーションが難しい中、教育機関は生徒募集において学生との接点や入学希望者へのスムーズな対応をWEB上で確立することが重要になっています。
実際、チャットボットを活用し、コロナ禍でなかなか接点を持ちづらい学生や、入学希望者とのコミュニケーションを柔軟な対応で活性化させた成功事例を一つ、ご紹介します。
四国大学のチャットボット導入事例
四国大学は、コロナ禍の影響により、高校生向けの相談会やオープンキャンパスなどの重要なイベントが軒並み中止になり、志望者とのコミュニケーションが制限されている状況にありました。そこでリコーのチャットボットを導入することで、Webオープンキャンパスのホームページから大学ホームページへの誘導や、大学ホームページ内の適切なページへの誘導による必要な情報提供といった目的を果たしました。
実際、Webオープンキャンパスの1日あたりのページビューは約800件にも上り、「学費」や「入学試験日程」など特定のページに飛んで閲覧がされていました。
またチャットボットには入試関連の質問も入っており、従来の方法の代替コミュニケーションとしての効果も出ました。
チャットボットの導入事例18選!業界別の事例や導入手順・費用も解説
チャットボットは、コミュニケーションツールとしてだけでなく、チャットボットの会話ログデータを分析することで、さらに活用の幅が広がります。
例えば、チャットボットを活用する学生や保護者からの質問や過去の問い合わせ内容を確認することで、自社サイトのコンテンツやUI(ユーザーインターフェース)を改善するヒントが見つかり、見直しをかけることができます。
チャットボットで生の声を拾い上げ、それに応える改善を重ねることで、より教育機関は学生や保護者の要望に合ったサイト作りやコミュニケーションを実施していくことができます。
チャットボットの教育機関における活用法や活用事例をご紹介してきました。教育機関において、チャットボット導入を検討されている場合には、ぜひヒントにされてみてください。
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