FAQと生成AIのハイブリッドチャットボットの運用で、社内問い合わせ対応の回答到達率98%を実現。全国約100拠点の現場業務を強力に支援
佐川急便を中心とするSGホールディングスグループにおいて、ロジスティクス事業を担う佐川グローバルロジスティクス株式会社様。同社では、社内問い合わせ対応の効率化を目的に導入していた従来のQ&A型チャットボットを、RAG機能を搭載した生成AIとハイブリッド運用が可能な「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」にリプレース。Q&A型だけではカバーしきれなかった多様な質問への対応と、膨大な社内資料からの即時検索を実現し、全国の拠点で働く従業員の利便性をさらに向上させています。
佐川グローバルロジスティクス株式会社
所在地 :東京都品川区勝島1丁目1番1号
設立 :2013年5月(創業:1981年8月)
従業員数 :7,751名(2026年4月1日現在)
会社概要 :ロジスティクス事業(物流コンサルティング、倉庫運営、輸配送手配など)
URL:https://www.sagawa-logi.com/
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3PL事業のパイオニアとして、物流の最適解を提案佐川急便を中核とする総合物流企業グループ、SGホールディングスグループの一員として1981年の創業以来、顧客の物流課題を解決する3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)事業を中心に展開。コンサルティングから物流センターの運営、輸配送までをワンストップで提供し、顧客のビジネスのパートナーとしてサプライチェーン全体の最適化に取り組んでいます。

Chatbot導入効果
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- 「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」を導入し、FAQを生成AIが補完する体制を構築することで回答到達率98%に向上
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- 最新の資料をアップロードするだけで回答が生成され、回答の鮮度が向上。また、参照元資料のリンクが付与され、探索時間を大幅に短縮
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- チャットボットの全社的な活用により、現場の自己解決力が向上。月間のチャットボット問い合わせ件数も約2割増加
社員インタビュー
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IT企画部 部長
榎本 和之 様 -
IT企画部 IT企画課 主任
小山 葵生 様
既存のQ&A型と生成AIを使ったRAGによる2段式のチャットボットで、
回答率を向上しつつ、情報の鮮度を高めることができました
背景と課題
「正解」はQ&Aで、「探索」は生成AIで。ハイブリッド運用が叶える、迷わない情報共有
佐川グローバルロジスティクスでは、2019年からQ&A型の「RICOH Chatbot Service」を導入し、国内約100拠点から本社への電話問い合わせ削減に取り組んできました。「クラゲちゃん」という親しみやすいチャットボットのキャラクターが回答するというUIを用意するなどして、月間で約1万件利用されるまで社内に定着していましたが、業務の多様化に伴い新たな課題が浮上していました。
同社 IT企画部 IT企画課 主任 小山様は「FAQのメンテナンスにより約95%の質問には回答できていましたが、残りの5%の『答えられない質問』が多様化してきました。『使えない』と一度でも思われてしまうと、本当に答えられる質問の時にも利用されなくなってしまいます。そこを更に改善するには、生成AIの力を借りるしかないと考えました」と語ります。
導入の経緯
「まずはFAQ、なければAI」の2段階設計で安心感を担保
生成AI導入にあたり、同社が選択したのはFAQ(Q&A型)と生成AIによるRAG(検索拡張生成)を組み合わせたハイブリッド型としても使える「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」(以下、生成AIチャットPro)でした。
IT企画部 部長の榎本様は「生成AIはハルシネーション(もっともらしい嘘)のリスクがゼロではありません。そのため、『まずはFAQで正しい情報を提示し、見つからない場合はAIに聞く』という2段階の設計にしました。これにより、7年間の運用で蓄積したFAQの信頼性を維持しつつ、不足部分をAIが補う形で、ユーザーも安心して利用できると考えました」といいます。さらに「外部に情報を出すことなく社内だけの環境で生成AIが使えるのは、IT部門として安心して提供できる点も評価しています」と語ります。
小山様は「リコージャパンのサポートの手厚さ」も選定理由の一つに挙げています。「トライアルから本番環境に移行する際、リコージャパンが移行支援してくれたので1日で完了する事ができました。また、要望に対して対応も非常に早く、大変助かっています」と評価しています。
導入の効果
資料の「該当ページ」をワンクリックで表示。現場のストレスを解消し、経営層からも高評価
導入後の効果について、榎本様は「最大のメリットは、社内資料へのアクセスの良さです。検索するとAIが回答するだけでなく、『参照元資料の該当ページ』へのリンクを表示してくれます。例えば50ページある資料でも、ワンクリックで該当箇所へ飛べる。特に頻繁に更新される規程や手順書、通達などは最新の書類にアクセスできるため、現場からも『非常に便利だ』という声が多く上がっています」と評価します。
回答率は95%から98%へ向上し、月間の利用件数も導入前の約1万件から1万2,000~3,000件へと約2割増加したといいます。小山様は「管理面でも、生成AIは資料をアップロードするだけで回答が生成されるため、特に更新頻度の高い書類に関する対応など、運用負荷も軽減されています」と語ります。
社内での評価は高く、経営層からも評価を受けているといいます。「当社では毎年、社長を含む経営層が各拠点を回るのですが、その場で『チャットボットが新しくなって便利になった』などの声が寄せられていると聞いています。また、月例の経営会議の場でも利用件数や満足度を報告しており、経営層と連携しながら、継続してシステムの改善や各部門との協力体制構築を進めています」(榎本様)。
今後の展望
目指すは「営業DX」。kintone®連携で提案ナレッジの共有へ
今後は一般的な社内ルールだけでなく、営業情報や提案ソリューションなどの「コアなナレッジ」の活用も視野に入れています。
小山様は「若手のスキルアップを加速させるため、ベテランのノウハウをAIで引き出せるようにし、誰もが活躍できる環境を作りたいと考えています」と語ります。
また、榎本様も「具体的にはkintoneで構築された社内の営業支援システムとの連携などを進めています。『アパレルで1,000坪の案件』といった条件で検索した際に、過去の類似提案資料がすぐに出てくるような世界観を目指し、リコージャパンと共に開発を進めていきたいですね」と、今後のDX推進への意気込みを語ってくださいました。
※SG logisticsロゴはSGホールディングス株式会社の登録商標です。
※kintone はサイボウズ株式会社の登録商標です。
※本資料に掲載のその他の会社名および製品名、ロゴマークは各社の商号、商標または登録商標です。
RICOH Chatbot Service
導入事例集
RICOH Chatbot Serviceを導入した企業様の成功事例集を無料でダウンロードいただけます。
社内システムの問い合わせ時間を半減した事例や、
顧客からの問い合わせ数50%削減など、是非ダウンロードしてご覧ください。
以下のような事例をご紹介しています。
- 年間約500件以上の問い合わせに対応
- コールセンタースタッフの業務負荷を軽減
- 大学入学希望者の入試関連の質問をチャットボットで対応
- 電話問い合わせを30%削減。
システムメンテナンス時間も1/8に短縮 - 全社からの電話問い合わせが3カ月で1,000件減少
- 社内システムの問い合わせ時間を50%削減
など
これまでの課題