オープンソースを活用してチャットボットを開発するメリット・デメリット
既製のチャットボットツールを導入するか、チャットボットを自社で開発するか悩んでいませんか。いずれの方法も一般的な企業や組織にとって、メリットとデメリットが存在します。その自社開発の中でも、オープンソースを活用して開発することには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。デメリットを解決する方法も合わせてご紹介します。
企業や組織がチャットボットを導入したいという場合、自社で開発するという選択肢がありますが、そのうちの一つの方法が、オープンソースを利用する方法です。
オープンソースとは、一般的に公開されている、商用・非商用問わず、自由に使って良いコードやプログラムのことです。よって、オープンソースのチャットボットとは、既存のベースとなるチャットボットのプログラムを備える開発フレームワークを活用して開発するチャットボットを指します。
チャットボットのオープンソースは、Webサイトを構築するためのテンプレートと同じように、チャットボットでよく使われる機能がすでにプログラミングされています。
オープンソースを利用してチャットボットを開発する際には、知識やスキルを持ち合わせていれば、搭載したい機能を追加してカスタマイズすることも可能です。
オープンソースを活用してチャットボットを開発することは、主に次のメリットが考えられます。
欲しい機能を自由にカスタマイズできる
オープンソースのチャットボットは、自社開発の中でもベースとなるプログラムを利用することから、開発のハードルが低くなります。プログラミングのスキルや、チャットボットの知識があればカスタイマイズもしやすいといえます。自社に最適なものを作ることが可能
市販されているチャットボットツールと比較して、自社に最適なものを自ら作ることが可能です。チャットボットツールは、選定するときに、いかに自社に合ったものを見つけるかが肝になる中で、オープンソースのチャットボットは、その選定の必要がありません。オリジナルのチャットボットを作ることが可能
工夫することで、世界で唯一のオリジナルのチャットボットを作ることができます。どこにも存在しないことから、他社と差別化を図ることができます。一方で、オープンソースを活用してチャットボットを開発することには、次のようなデメリットがあります。
プログラミングの知識が必要となる
オープンソースであったとしても、製品を開発するには、高度なプログラミングの知識とスキルは必要です。実際、高いスキルと経験を持つプログラマーでも、時間と労力が伴います。それくらい運用可能な製品を作るというのは、難易度が高いことです。開発の費用や時間的コストがかかる
開発には、人員や開発環境などの物理的な面のコストのほか、長期間を要することから、時間的コストがかかります。運用上のトラブルやメンテナンスも、すべて自社で対応する必要がある
開発後、運用時に生じるトラブルやメンテナンスは、当然、自社ですべて対応する必要があります。その対応コストや手間は継続的にかかってくると考えられます。すでに販売されているチャットボットツールであれば、トラブル時やメンテナンスについてサポートが付くのが一般的です。オープンソースはセキュリティの脆弱性が心配
オープンソースのチャットボットは、セキュリティ面が大きな不安要素となります。もともと自由に誰でも知ることのできるプログラムですので、どこに脆弱性があるのか、専門知識のある人であれば分かってしまいます。自社でセキュリティを強化する必要がありますが、自社で開発している点から、脆弱な部分が生じやすいところもあります。
一方で、市販のチャットボットツールは、すでにセキュリティ面は確保されていることが多く、ある程度、複数社に導入されているツールであれば、信用できるといえます。
オープンソースのチャットボットは、こうしたデメリットから、チャットボットに求める機能に特別なこだわりがない場合は、市販のチャットボットのツールを導入して運用するのが一般的になっています。
リコーの「RICOH Chatbot Service」は、「誰でも・すぐに・簡単に」利用できる、チャットボットツールです。タグを埋め込むだけで簡単にスタートできる点は、オープンソースのチャットボットと比べて、スピード面、コスト面が勝っており、効率的にチャットボット導入が可能になります。
また導入・運用時には手厚いサポートがあり、強固なセキュリティにも配慮されているため、チャットボットを安心して利用することができます。
お客様や社内の社員からの問い合わせに自動返答する、問い合わせ業務に適した「辞書型」で、AIも活用しているチャットボットです。すでに多業種の企業や自治体に導入実績があり、安心してご利用いただけます。
オープンソースのチャットボットは、自社開発のチャットボットの中でも、比較的取り組みやすいものではありますが、高度な知識とスキルが必要になります。また、人員や時間的なコストが高くなる、導入・運用までの期間が長期化するといったデメリットから、チャットボットツールの導入が一般的です。
「RICOH Chatbot Service」は、そのデメリットを埋めることが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
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