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生成AIを使って営業活動を効率化する方法とは?
注意点と問題解決策も解説!

生成AIは、 AI(人工知能)を用いて大量のデータ学習を行うことにより、テキストや画像、動画などを生成する技術であり、近年、業務への導入も進んでいます。営業分野での営業プロセス全般への利活用も進められています。
今回は、生成AIの営業プロセスにおける活用方法からメリット、注意点、効率的に活用する方法をご紹介します。

1. 生成AIを営業活動に活用する方法

生成AIは、テキストや画像などのコンテンツを自動生成できるAI技術です。過去の膨大なデータを自ら学習し、答えを導き出すことから、ビジネスや業務にもサポート的に役立てられています。

そのうち、営業活動においては、主に次の用途で活用が進んでいます。

●市場調査・リサーチ

近年、Web上の情報から見込み顧客を抽出し、リストアップした上で自社の商品やサービスなどに最適なターゲットを特定する取り組みが進められています。その市場調査やリサーチには手動では限界があるため、生成AIが自動で膨大なWeb上の情報をリサーチすることで、より多くの、また根拠のあるデータを得られます。その調査結果は、有効な営業戦略の立案に役立てることが可能です。

●営業トーク・FAQの自動生成

生成AIがテキストを自動生成する機能では、営業トークスクリプトの自動生成に活用できます。顧客からの質問を想定し、どのようなトークが効果的であるかを提案してくれます。また顧客からの質疑応答のQ&AをまとめたFAQを作成することで、営業活動時に参照することもできます。

●顧客自動対応

営業担当者に代わって、AIチャットボットが自動対応することも可能です。顧客からの定型的な質問への問い合わせに24時間365日、お待たせせずに対応できます。

●商談シミュレーション

生成AIはシミュレーションの機会も提供します。生成AIに商談相手になりきってもらい、商談の練習を行うことができます。生成AIは鋭い質問を返してくることもあり、本番に備えた対応が可能になります。

●営業資料・プレゼン資料・報告書の作成

文章を素早く生成する機能により、営業資料やプレゼン資料、報告書などの作成が容易に行えます。

●CRM×生成AI

CRM(Customer Relationship Management/カスタマー リレーションシップ マネジメント)と呼ばれる顧客管理システムと、生成AIを連携させる方法です。CRMに蓄積された顧客データをもとに、生成AIが最適なタイミングで自動的にメールを送信したり、必要なタイミングで次のアクションを営業担当者にリマインドしたりします。

●営業活動の結果の分析とフィードバック

日々の営業活動を振り返り、改善するために、生成AIが役立ちます。例えば、電話での商談を録音しておき、生成AIに音声解析を行わせ、商談内容の議事録作成を行うことができたり、勝因や敗因、ヒントなどのフィードバックを得ることができます。

2. 生成AIを営業活動に活用するメリット

生成AIを営業活動に活用するメリットを紹介します。

●業務効率化

営業部門の業務は市場調査・リサーチ、見込み顧客の育成、アポ取り、商談、報告、資料作成など多岐に渡ります。生成AIを利用することで手間や工数が減れば業務の効率化につながります。結果的に生産性向上にも寄与するでしょう。

●ターゲット精度向上

生成AIが市場調査と分析を担うことで、ターゲットを抽出する精度が向上すると考えられます。従来の飛び込み営業やアウトバウンドコールなどと比較して、売れる相手にターゲットをしぼった上で営業アプローチをかけられます。

●営業の質の向上・均一化

営業部門のよくある課題として、担当者ごとにスキルや成果に大きな差があり、営業の質が均一でないといったものがあります。生成AIで商談内容の分析を行い、チーム全体に共有することで、ノウハウが各人に行き渡り、営業の質が向上しつつ、均一化される可能性もあるでしょう。

●DX促進

近年、国を挙げて推進されているDX(デジタルトランスフォーメーション)は営業分野でも進められていますが、生成AI導入は一つのDX化への第一歩となり得ます。生成AIをうまく活用できれば、ビジネスプロセスの変革による顧客への新しい価値の提供につながるでしょう。

生成AIを営業活動に活用するメリット
3. 生成AIを営業活動に活用するときの注意点

生成AIを営業活動に活用するときの注意点を紹介します。

●個人情報の取り扱い

営業活動において、顧客の名称、所在地、電話番号、担当者名などの個人情報を含む顧客情報を取り扱うことがありますが、これらの情報を生成AIのツールやサービスにそのまま入力してしまうと情報漏洩となる恐れがあります。
また、脆弱性が確認されている生成AIツールなどはサイバー攻撃を受けるリスクがあり、情報の盗み見や業務妨害の恐れもあります。そのことを踏まえて十分な対策をとっておかなければなりません。

●ハルシネーションの恐れ

生成AIにはハルシネーション(幻覚)のリスクがあります。ハルシネーションとは事実に基づかない虚偽の情報を、もっともらしく出力することを指します。営業活動の意思決定に利用する際には、正確性の確認が必要です。

●著作権侵害の恐れ

生成AIが学習するデータは著作物が含まれることがあり、生成物をそのまま利用することは著作権侵害となる恐れがあります。

●プロンプトの準備が必要

生成AIを利用する際にはプロンプトと呼ばれる指示命令文が必要です。プロンプトによって生成されるコンテンツの質が変わってくるため、より有効なプロンプトを用意することで求める生成物を入手できます。しかしそのプロンプト作成にはノウハウや経験が求められるところがあり、どのように準備するか検討しなければなりません。

●人間らしさを喪失する懸念

営業活動においては、周知の通り、顧客との信頼関係の構築が重要です。顧客に直接関わる部分に生成AIを利用する際には人間らしい対応を欠いてしまわないよう、配慮が必要です。

4. 生成AIを営業活動に効率的に活用する方法

生成AIを営業活動に活用する際の注意点を踏まえて、より効率的に活用する方法をご紹介します。

●API連携で情報漏洩を防ぐ

情報漏洩リスクについては、暗号化などのデータ保護の仕組みをあらかじめ構築しておくことのほか、API連携を利用して生成AIサービスを安全に使用する仕組みを作るという方法もあります。

APIとは「Application Programming Interface/アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略称で、外部サービスと連携させる仕組みを指します。

このAPIに対応している生成AIサービスを、自社で構築した環境にAPI連携させることで、安全な利用が可能になります。

生成AIのサービスとして有名なOpenAI社のChatGPTはAPIに対応しており、外部ツールに連携させることができます。Webサービスとして提供されているChatGPTに入力した内容は、ChatGPTの学習データに使用されてしまう上に、サービス提供側のサーバに蓄積されてしまいます。

そこで、自社で用意したチャットボットツールなどとChatGPTをAPI連携させれば、入力した内容はAPIを介してChatGPTへ送信されるため、ChatGPTの学習データに使用されることはありません。またデータの保存先も社内に限定することができます。そのため情報漏洩を防ぐことができます。

【関連リンク】
ChatGPTによる情報漏洩リスクと対策を解説!

●チェック体制を整える

ハルシネーションや著作権侵害のリスクに対しては、人によるチェック体制を万全に整えておくことが重要です。運用ルールを策定するなどして一人一人が注意する意識付けも有効となるでしょう。

●人間らしい対応を重視する

生成AIを活用しながら営業活動における人間らしい対応をキープするには、AIを業務の自動化の部分に積極的に使用し、顧客に直接対応する部分は人間が担うようにするなど工夫をすることが一案です。生成AIと人がうまく協働できる良いバランスを見つけましょう。

●プロンプトを含むサービスの利用

生成AIを利用できるチャットボットサービスなどを選定する際には、あらかじめ有効なプロンプトが用意されているサービスを選ぶと準備の手間が省けます。

生成AIを営業活動に効率的に活用する方法
5. まとめ

生成AIは営業活動に市場調査から営業トークの自動生成、顧客自動対応、商談シミュレーション、文書作成、活動へのフィードバックなどあらゆるプロセスに活用できます。営業活動に生成AIを活用することで、営業の質や精度の向上や業務の効率化などさまざまなメリットがあります。より安全かつ効率的に活用するために、セキュリティ強化やルール作りを進めましょう。

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「RICOH Chatbot Service」には、生成AIを活用した以下のサービスがございます。

・RICOH Chatbot Service 生成AIチャット from 一般ナレッジ

リコーがご提供するチャットボット上でChatGPTを手軽に利用できます。Azure OpenAI Serviceでセキュアな環境を実現しており、通常のChatGPTとは異なり、社内データなどを入力しても学習されず、情報漏洩の心配がありません。
またChatGPTに適切な回答を生成してもらうためのプロンプトテンプレートを多数ご用意しています。

・RICOH Chatbot Service 生成AIチャット from 社内ナレッジ

社内データをアップロードすることで、社内データに基づき生成AIが回答する自社専用のAIを活用できるようになるサービスです。入力した内容も社内に留まるため、漏洩リスクはありません。
ハルシネーションを防ぐ仕組みを採用し、回答根拠となるドキュメントも表示されるため、 リコー独自の精度の高い回答を実現しています。

営業領域でセキュアかつ効率的に生成AIを活用されたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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